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| 茨木市東奈良地区 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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平成１０年に土地区画整理組合が設立されて以来、本事業においては１９名の組合員全員の総意にゆらぎがなく、全員が一致協力して事業の進行に積極的に協力されました。その結果として、事業計画はたいへんスムーズに進んだといえます。また、事業化面で大きなポイントとなったのは、同地区内に2,000ｍ２の土地を所有する地権者の同意を得て、比較的早期に市がその土地を取得することができたこともあげられます。このことにより、限られた予算と補助金の枠内で事業を推進していくうえでの採算性は大きく改善され、ネックとなっていた減歩率も緩和され組合員の方々にとっての不安材料も払拭される結果となりました。もちろん組合員の方々の心にもはずみがつき、事業の完遂に向けての結束がそれまでに増して強まったのはいうまでもありません。 東奈良地区には弥生時代の大規模な集落があり、多くの竪穴式住居や高床式倉庫、銅鐸や勾玉を作っていた工房の跡、水田などの遺跡が発掘されています。この地で鋳造された銅鐸が香川県善通寺市や兵庫県豊岡市からも見つかっており、当時の東奈良が産業や交通の中心地であったこともうかがえます。このように古くから栄えてきた東奈良地区に新しい息吹きを吹き込み未来に伝えていく事業が、多くの方の努力に支えられ無事に完遂できたことは大変に意義深いことです。
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| 豊中市少路地区 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
今後のまちづくり  大阪モノレ−ル少路駅を中心とし、「水と緑豊かな羽鷲池」を核とした（仮称）羽鷲池公園をとりかこむ自然環境に恵まれた住宅地としての発展を目指すとともに、少路駅前沿道の商業施設の設置により利便性に富んだ生活環境の整備を促進すると共に、地区を南北に縦断する「ロマンチック街道」沿道に、ファッショナブルな商業施設が軒を連ね、市民が集い「憩いとふれあい」の場となる魅力ある街並みが形成されることが期待されてます。
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幅員の狭い道しかなく、大型の農機具が入れないこの地域で、小規模な兼業農家を営んでいた私たちにとって、採算性の低さや後継者の問題は頭の痛い悩み事でした。事実上農業を放棄していた家も多かったのです。先祖から受け継いだ土地だけに、農業が出来ないのなら別の形で生かしたいというのは、地権者全員に共通する思いだといえるでしょう。そうした折にいただいた市からの提案は、私たちにとってもまさに願ったり叶ったりでした。
東奈良地区は、阪急と大阪モノレールの南茨木駅や大阪中央環状線が近接しており、地区内には都市計画道路「阪急南茨木駅平田線」が通る、市南部の交通の要衝というべきエリアに位置しています。平成10年の組合発足以来、スムーズに事業を進行することができました。苦労らしい苦労はしていないというのが本音です（笑）。大きなポイントは、地区中心を占める2,000m2強の土地を市が先行取得したことにより、減歩率が当初の37％から27％に緩和できた点でした。事業としてもメドが立ち、合意形成の面でも大きな推進力になりました。