ちきりニュース

ちきりアイランド

環境をテーマにしたまちづくりのめざすもの

ちきりアイランド(阪南2区)のみらい

岸和田市の沖合に整備を進めている「ちきりアイランド(阪南2区)」は、
物流機能の強化や清掃工場・製造業の移転誘致などを目的とした事業です。
また、大規模な干潟や親水緑地が併せて整備されるなど、
自然環境の保全・創出にも十分に配慮しながら進められています。
環境共生型の新しいまちづくりを目指す『ちきりアイランド』の将来像をご紹介します!



環境に配慮しながら段階的に造成

 土地の造成は、公共工事から排出される建設発生土などを、環境に対する影響に
注意しながら受け入れることで有効利用を図っています。
 埋め立ては、最終形の計画を視野に入れながら、段階的に進めることにしています。
ちきりアイランド 画像


ちきりアイランドのゾーニング

大きくは3つのゾーンに分けて土地利用を進める予定です。
ちきりアイランド 画像

環境負荷を抑えるゾーン

 埠頭や保管施設用地などの港湾物流に関する地区は、貨物輸送においてトラックに比べ環境にやさしい船 便への転換を促すとともに、災害時には救援物資の輸送拠点としても機能するように考えています。


産業と環境の調和を図るゾーン

 このゾーンは製造業用地と清掃工場用地とからなります。
 製造業用地については、市内工場移転による住工混在地の解消と新規工場の立地促進のための用地の造成を進めます。このうち造成が完了した第1期製造業用地 (約12ha)では、おおむね進出企業が決まり、工場の建設が始まっています。
 一方、清掃工場用地では、岸和田市貝塚市クリーンセンターがゴミの資源化や環境に配慮した先進的な施設として、昨年4月から稼働しており、 市民や子供たちの見学会も催されています。


水辺に親しめる環境を創るゾーン

 親水緑地や人工干潟、及び西側の緑地などを中心として、人と水との様々なふれあいを目指します。
 干潟は海辺の動植物や鳥が自然に近い環境の中で生息するための「サンクリュアリ(保護地)」で、4年前におおよその形が完成しました。すでにアサリ、カニなどの 水生生物やシギ、チドリなどの鳥類の生息が確認されており、研究成果も得られています。
 また、市民や子供たちの貴重な学習の場として人気が高く、年数回の見学会が行われています。


ちきりアイランドの環境を維持していくために、
地元自治体や進出企業などが一体となり、活動を行っていく必要があります。
これからもさまざまな環境の保全や創出のための試みを続けながら、
府民の皆さまに愛される「ちきりアイランド」づくりを進めていきます。


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