(1)3つの整備目標 |
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(1)「都市型新産業の育成」 |
主にIT関連産業をはじめ新たな都心型産業の集積・育成を行い、既存産業と融合。 |
(2)「都心居住の推進」 |
住宅やSOHOの供給を行い新産業と新たな都心生活者をサポート。 |
(3)「魅力ある都市空間の創造」 |
緑・ポケットパークや歩道の整備と歴史的な資源や環境を活かした魅力あるまちづくり。 |
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(2)3段階の展開戦略 |
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この整備目標を実現させるため、戦略的に3つの段階的展開を想定しています。 |
第1段階 |
船場および周辺エリアに拠点的なSOHOビル(デジタルBOX)の整備・入居者の支援・デジタルBOXの建設にあわせた緑やポケットパーク、歩道など快適な都市空間整備。 |
第2段階 |
船場の中のストリート(○○町通りなど)と街区に着目し、ストリート戦略(通り連担型事業展開)とブロック戦略(街区更新型事業展開)を推進(面的展開)。
ストリート戦略「開発可能性の高い通りで先行的にデジタルBOXを整備しつつ、既存ビルや新規ビルのIT化と連携したり歴史的建造物の活用や歩道空間整備。
ブロック戦略「歩道空間の連担や隣接建物との協調による通り抜け空間計画などの考慮検討。街区内の隣接ビルとの連携による集積効果の発揮。
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第3段階 |
デジタルBOX相互のさまざまな連携の実現。居住やビジネスの情報や活動をささえる仕組みを地域的なネットワークにより実現。更に、タウンマネージメント組織や新たな船場文化発信に発展。 |
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(3)3つの拠点整備方法 |
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第1段階の拠点的なデジタルBOXを順次整備してゆくため3つの方法が考えられます。 |
(1) |
公団デジタルBOX |
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現在建設中の南船場2丁目プロジェクトをはじめ、瓦町、淡路町に公団賃貸住宅としてのデジタルBOX。構想の実現化モデルとして、利用者や事業者のニーズをフィードバックしつつ、構想の普及を図るもの。 |
(2) |
民間パートナーデジタルBOX |
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構想を多くの企業や団体と共有しネットワークを形成しながら、既存オフィスや新規オフィスなど(パートナーデジタルBOX)に活用。都心部のSOHOでは、都心居住に必要な生活情報をはじめ、起業支援に関連する情報や組織、都心通信環境との連携などさまざまなネットワークが必要。 |
(3) |
ヒストリカルデジタルBOX |
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船場には歴史的建築が数多く残されていますが、これらの建物の保存や活用にも相互のネットワークが必要。ビルオーナーやデベロッパーなどの空間所有者相互のネットワークとともに、SOHO利用者のネットワークなどが相互に協調しつつ、ヒストリカルデジタルBOXが街の魅力を高め、船場の活性化が図られる。 |
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