環境共生型まちづくり事業

環境共生型まちづくり事業

  • 事業の概要
  • ちきりアイランドの野鳥

事業案内

環境保全対策

良好な環境を維持するため、各種の環境保全対策を実施しています。

法令・基準の遵守

建設発生土の搬入に当たっては、受入手続き及び搬入時に受入基準、道路交通法規などの遵守の徹底を図るとともに、過積載の防止やシート掛け等による飛散防止措置の徹底に努めています。 また、浚渫土砂についても、受入手続き及び受入基準の遵守の他、航行中の流出防止や安全航行の徹底を図っています。

基準値を超える有害物質等を含む汚染土壌等の搬入を防止するため、契約締結に当たって審査を行います。 建設発生土については工事内容に応じて、浚渫土砂についてはすべての工事について、化学的性状に関する分析結果表(計量証明書)の提出を求め、あらかじめチェックすることにより、汚染土壌等の搬入を防止しています。

また、分析結果表の提出の必要のない工事については、工事を行う土地について、汚染のおそれがないことが確認できる土地の利用状況等調査結果報告書の提出を求めています。

環境共生型まちづくり事業の環境保全対策

1.検収 2.海域環境調査 3.沿道環境調査 4.清掃・散水・泥落とし 5.汚濁防止

検収

阪南2区に搬入される建設発生土及び浚渫土砂には、海洋汚染防止法土染壌汚対策法等の基準に準拠した物理・化学性状に係る受入基準を設定しています。
搬入手続きにおいて分析結果表や土地の利用状況等調査結果報告書の提出について定めているほか、搬入に当たっては、受入基準を遵守しているかどうかを確認するため、検収員が計量時の目視検査やダンピングの目視検査を実施しています。

  • 検収所 計量時の目視検査量

    検収所 計量時の目視検査量

  • 検収員によるダンピングの目視検査

    検収員によるダンピングの目視検査

海域環境調査

埋立工事が周辺海域環境に及ぼす影響を監視するため、護岸の開口部付近における濁りの目視調査を毎日行うほか、阪南2区周辺海域の水質・底質や水生生物の調査を定期的に実施しています。

  • 水質調査

    水質調査

  • 水生生物調査

    水生生物調査

  • 干潟調査

    干潟調査

沿道環境調査

建設発生土の搬入車両が周辺環境に及ぼす影響を監視するため、阪南2区周辺沿道の騒音・振動・交通量などの調査を定期的に実施しています。

  • 騒音測定

    騒音測定

  • 交通量調査

    交通量調査

清掃・散水・泥落とし

搬入車両の走行に伴うホコリに対する対策として、周辺道路において定期的に清掃や散水を行っています。散水用の水には下水処理水を再利用しています。 また、搬入車両が埋立地から出る際には、水を貯めた「洗車ピット」を通過させることにより、タイヤに付着した泥を除去しています。

  • 散水

    散水

  • 散水

    散水

  • 洗車ピット

    洗車ピット

  • 泥落とし(洗浄ピット)

    泥落とし(洗浄ピット)

汚濁防止

南北2箇所の護岸の開口部には汚濁防止膜を設置し、土砂の投入に伴う濁り等が周辺海域に流出しないようにしています。

  • 汚濁防止膜

    汚濁防止膜

シルトプロテクター(汚濁防止膜)

固定式垂下型汚濁防止膜

従来から最も多く使用されているタイプで、水面上のフロート部、カーテン部およびウェイトチェーンとから構成されています。

固定式垂下型汚濁防止膜

浮沈式垂下型汚濁防止膜

基本構造は固定式垂下型と同じで、浮上時の断面仕様も同じですが、フロートが合成ゴム製で、フロート内へ空気を出し入れして沈下・浮上ができる仕組みになっています。

浮沈式垂下型汚濁防止膜

出典:社団法人ウォーターフロント開発協会海洋環境保全技術委員会ホームページ

環境保全目標

生活環境、自然環境等を保全するため、水質汚濁や大気汚染・騒音・振動・水生生物等11項目について「環境保全目標」を設定しています。

  • ・環境基本法により定められた環境基準の達成と維持に支障を及ぼさないこと
  • 大阪府環境総合計画大阪地域公害防止計画等大阪府が定める環境に関する計画及び方針に定める目標の達成と維持に支障を及ぼさないこと
  • ・環境への影響を最小限にとどめるよう環境保全対策について配慮すること
  • ・周辺水域の水生生物に著しい影響を及ぼさないよう配慮すること
  • ・漁獲対象動植物の資源に著しい影響を及ぼさないよう配慮すること等

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