完成から約半年後の7月下旬、ワークショップの同窓会を呼びかけ、竹林自治会長をはじめ当時のメンバーが集まり、完成後の公園についてのワークショップを行いました。
密集地区内にできた公園は、とても貴重な空間で、お弁当を友人同士で食べる姿が見られたり、幼稚園の散歩コースになっていたり、遠くからも子供を連れて遊びに来たり、様々な人々の交流の場になっているということ、みんなで考えた公園なので、プランに関する不満は少ないことなど、皆さんの活発な意見から、いちじく公園がコミュニティの一つの核になっていることがわかります。あずまやの屋根に子供が登るとか、夜になると若者の溜まり場になるなどの問題もあるようですが、それも、地域の皆さんの目で関心を持って注意しあうという環境も育っているようです。
ワークショップをしたことが、愛着を持っていちじく公園を地域で見守っていこうという気持ちにつながり、まちのコミュニティのひとつの大きな核に育てる芽となっているように感じます。そして、実際とてもきれいに管理されています。
このワークショップが成功した理由をワークショップのスタッフとして活躍された都市環境計画研究所の田村さんに聞きましたが、
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公園の大きさはどのくらい?
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「ここに滑り台、ここにはブランコ」子どもたちもいきいきと参加
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みんなの意見でひとつの公園ができました
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ワークショップ同窓会 |
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1. |
キーパーソンの存在:竹林自治会長が大変熱心で、参加呼びかけからみんなのまとめ役まで、積極的にサポートしてくださったこと。
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2. |
幅広い参加者:お年よりから子どもまで、偏らずにいろんな意見が出されたこと。(大人が多いと子供は意見を出しにくく、自由な発想が出にくい)
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3. |
夏休みの昼間に開催:実際に公園をいつも使うメンバーが集まることができた。子どもは、夏休みの自由研究の課題にも使うことができた。
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この3点が大きな成功のポイントだとのことです。
しかし、忘れてはならないのが、ワークショップを先導していくスタッフの力量です。大人、子どもの中で、みんなの意見を上手く引き出すスタッフの存在がなければ、ワークショップは成功しなかったかもしれません。
取材・文 小西雅博・吉川玲子
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