パーキング 自動二輪駐車場

大阪府都市整備推進センタ−は大阪府内で42箇所の駐車場を運営しています。  
このコ−ナ−では駐車場とその周辺の街にスポットをあて、紹介します。

江坂駐車場
江坂駐車場
違法駐車の状況
違法駐車の状況
 ここ数年のバイクブーム、昭和50年代にあったスクーターブーム、いわゆる『原動機付自転車(原チャリ)』(排気量が50ccまで)以来の人気ではないかと思われる『ビッグスクーター』(主に排気量が250cc又は400ccのスクーター)が街のいたるところで走っているのをみなさんもご覧になっているでしょう。
 今回は、その『ビッグスクーター』などの自動二輪車をテーマに、いろいろと紹介したいと思います。
 このブームの裏には免許取得の改正があると思われます。平成16年4月に試案として発表された「AT限定自動二輪免許」は、平成17年6月1日に施行されました。これにより免許の取得に必要な教習時間が短縮され、費用も安く取得することができるようになりました。
 現在、日本国内のバイク保有台数は約1500万台といわれており、その内にAT自動二輪車(オートマチック車)が約30%を占め、現在の自動二輪出荷台数に占めるAT自動二輪車の割合は60%に達しているそうです。この数字からもみてもビッグスクーターが大流行していることが窺われます。
 自動二輪の増加に伴う問題点もいくつか見受けられます。その1つが交通事故です。平成19年5月末までの大阪府警データによると、府下における自動二輪での交通事故死亡者数が平成18年同月期の17人に対し、平成19年は43人となっており、自動車・自転車等を含む全体の交通死亡事故の構成率から見ても平成18年の16.8%から平成19年は35.5%と倍以上増加しています。原因はいくつか考えられるが、多くは二輪車の無理な追い越しや自動車の後方不注意などによるものではないかと思われます。このような交通事故を防ぐためにも自動二輪車のライダーは今まで以上に安全運転を心掛け、自動車運転者も今まで以上に自動二輪車に対して注意を払い運転する必要があるのではないでしょうか。
 もう1つの問題は、歩道や車道上の違法駐車オートバイの増加です。平成18年5月の駐車場法改正により自動二輪が自動車の定義に含まれたことにより自動二輪でも違法駐車をすれば即違反として取り締まられることから、警察当局もこれら違法駐車オートバイの摘発に乗り出していますが、その一方で適法にオートバイを駐車できる場所がほとんど無いのも現実問題です。東京では、自治体の補助制度の充実により官民共同の取り組みも多くあり、自動二輪専用駐車場建設整備に向けての敷居が低くなっており、自動二輪専用駐車場が大変な勢いで普及し始めているそうですが、関西ではまだまだ馴染みが無いように思われます。しかし、前述の駐車場法改正に伴い、商業施設等への自動二輪駐車場の附置義務が法律化されたことや国土交通省においても自動二輪車向け機械式駐車場の技術開発に着手し、2008年度実用化に向け、民間企業と協力し開発作業を進めていることなどから今後ますます整備されていくことだと思われます。                    
中野駐車場
中野駐車場
中之島駐車場
中之島駐車場

 センターにおいても本年2月以降に自動二輪専用駐車場3ヶ所(時間制2ヵ所・月極1ヶ所)を整備いたしました。時間制駐車場は、江坂駐車場に78台、中之島駐車場に25台、月極駐車場は、中野駐車場に29台を管理しています。今後も自動車駐車場に限らず、自動二輪駐車場を増やしていきたいと考えます。
(駐車場情報の詳細は、ホームページをご覧下さい。)    

管理部



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