いいこといっぱいまちづくりロゴ GPS携帯で防犯マップ作成実験
安全・安心まちづくりへの取り組み

 「ここ、写真とって!」「あれ、暗くてうまく撮れないなあ」いつもの防犯パトロールとは少し様子が違います。パトロール中に、カメラつきGPS携帯電話で撮影、写真と位置情報をメールしているのです。パトロール中に見つけた安全な場所、危険な場所などの情報をみんなで共有するために、防犯マップづくりに取り組みました。


防犯まちづくりモデル地区大会
大会は大盛況

防犯まちづくりモデル地区大会
 東大阪市島之内地区の地域住民約180人による防犯ボランティア「英田北校区防犯まちづくり会」が03年5月に結成されて1年が経ちました。夜間パトロールなどの実施などに取り組み、同地区の犯罪発生件数の対前年比は22%減となり、減少率は府平均5%、全国平均2%を大きく上回る結果となっています。
 04年5月14日(金)、結成1周年を記念して、「防犯まちづくりモデル地区大会」が東大阪市立英田北小学校の体育館にて、東大阪市長、河内警察署長をはじめ、英田北校区防犯ボランティアの方々、PTA役員や日頃健康ウォーキングをされている方々など、総勢約200人が参加して、盛大に開かれました。
 大会では、英田北校区における防犯まちづくりのこれまでの取り組みやその成果の報告をはじめ、防犯蛍光ベストを150着、防犯笛150個の贈呈も行われました。これは、防犯ボランティアだけでなく、一人でも多くの人が防犯活動に参加できるように、散歩や健康ウォーキングのとき着用して『身の安全』を守るだけでなく、防犯に取り組んでいる人々がいることをアピールすることで、『まちの緩やかな監視』を行うものです。
 大会の最後には、防犯ボランティアが中心となって大会参加者全員が、英田北校区内8自治会の区域に分かれて、防犯ベストを着用し、防犯パトロールを行いました。実は今回の大会では『みえるまちづくり防犯マップ』のシステム実験も行いました。パトロール中に、カメラつきGPS携帯電話で撮影した地域の安全・防犯情報の画像と位置情報をメールで送信、そのメールを英田北小学校体育館に設置したパソコン受信し、地区の地図に表示していきました。


安全・安心なまちづくり
 

みんなで創る『みえるまちづくり』

 (財)大阪府都市整備推進センターでは、2002年11月に国の都市再生本部事務局が選定した全国6つの「防犯まちづくりモデル地区」の一つである東大阪市島之内地区で、大阪府・大阪府警・東大阪市・地元とともにヒアリング調査や現地踏査を行い、問題点・課題を抽出し、コンセプトや対応策の設定、それを実現するための制度提案を行いました。
 昨年度においては、フォローアップ調査として、『自らのまちは自らが守る』という視点で防犯ボランティアなど地域住民の自主的な防犯パトロール活動等をより一層推進・支援することとともに、全国初の実験としてGPSカメラ付き携帯電話を用いた『みえるまちづくり防犯マップ』の作成を行いました。

安全・安心なまちづくりに向けて
みんなで創ろう「みえる」まちづくり
 
人がみえる
まちがみえる
安全がみえる
健全なまちはコミュニティがしっかりしている
人がみえるということは犯罪抑制につながる
自分たちのまちの危険箇所を知る
防犯マップの作成や防犯見回りにより、まちへの意識を高める
通学路の安全対策や防犯に配慮した共同住宅を設置する

携帯電話でパチリル
防犯ベストでパトロー
これなら夜でも安心
携帯電話でパチリ
防犯ベストでパトロール
これなら夜でも安心

防犯マップづくり
 防犯マップづくりは、その日のみで終わりではありません。実験はその後約3ヶ月間にわたり続けられました。地元8自治会は貸与されたカメラ付きGPS携帯電話で、定期的な防犯パトロール中に、「こども110番」の指定箇所や明るく、安全な道路、ごみの不法投棄や不法駐車の多い場所など、新しい情報を撮影し、防犯マップを充実させていきました。
 また、防犯マップは作成するだけでなく、地域の安全・防犯情報を、より多くの人と共有し、犯罪の未然予防に役立て、人々がいつでも安心して安全にまちを歩くことができるように、広く一般に提供するために、その間センターのホームページに掲載し、更新していきました。
〔※プライバシー問題から各自治会代表者、大阪府、大阪府警察本部、河内警察署、センターによりフィルタリングの実施を行っています。〕

使いやすい地図作りにむけて
 今回の防犯マップの防犯効果について、住民意見を調査し、実用化に向けて検討を進めていきます。
 この防犯マップについては、撮影対象を拡げることによって、防犯マップにとどまらず、商店情報や観光情報など地域情報マップへの拡大利用の可能性も考えられます。さらに、GPS機能を用いることで、老人の徘徊、こどもの連れ去り、女性のストーカー対策など、老人やこども等の安全対策の一つとしての活用についても検討できるのではないかと考えています。

 センターは、今後も安全・安心なまちづくりに積極的に取り組んでいきます。

           都市整備事業部 則武利昭

防犯マップ
英田北校区地図

back next