特集

 

都市再生の実現化に向けてのセンターの取り組み
土地区画整理事業を中心として

先祖からの土地を活かせてほっとしています
門真市萱島駅南土地区画整理組合
理事長 寺西治雄 さま
農地の宅地並み課税が事業のきっかけ
 小規模な兼業農家を営んでいた私たちは、先祖から受け継いできた土地を生産緑地か宅地並み農地かを選択する決断に迫られていました。固定資産税を考えると生産緑地を選択したかったのですが、営農者全員が年齢的に今後30年にわたり農業を続けるとは考えられませんでした。加えて、後継者問題もありました。全員が宅地並み農地を望んだことが区画整理のきっかけになりました。土地を活かすことは地区の命題であり、全員の総意は当初からありました。
門真市萱島駅南土地区画整理組合理事長 寺西治雄 さま
勉強会をする中で理事長に推されました
 平成7年に、まず、北河内農協へ相談に行き、地区の者が集まり数回にわたって区画整理の説明を聞きました。その間にも、集まっては話し合いをしました。市役所にも声をかけて、勉強会に人を出してもらいました。そうした話し合いの中で、理事長に押されました。
 平成11年に組合を設立し、12年まで門真市に事務運営とか工事施工管理を、平成13年からは、都市整備推進センターにお願いしました。センターの人々には、事務的なことをはじめ、いろいろ世話になりました。苦労をかけたと思いますが、組合は助けられました。
門真市萱島駅南土地区画整理組合理事長 寺西治雄 さま 聞き役に徹しました
 区画整理の勉強会や、土地利用の講習会をたびたび開催しましたが、出席者は少なかったです。最後の見学会だけは、ほとんど全員が出席しました。
 区画整理事業を行うことについては総意でしたが、細かなことについては様々な意見があり調整が必要でした。公平になるように、何事も皆にはかるように心がけ、聞き役に徹しました。

代理販売にしてよかったです
 保留地処分は、センターの提案で代理販売にしましたが、最終的にはこれがよかったと思っています。組合販売にしたかったのですが、地価が下がり続け、ローンの斡旋、手続き等については組合では対処できないし、売れ残った保留地も買ってくれる方を紹介して頂き、助かりました。
 整備にも、様々なことがありました。地下調整池を設けるために公園の位置が東に西にと動きましたが、結果的に良い位置になりました。電柱を道路敷ではなく民地内にたてたことも物議をかもしました。道路を狭くしないための提案で、総会にはかって行いましたが異論のある方もありましたが、最後には納得してくれました。

皆の絆は「近所が大事」という気持ちです
 理事長を務めて、人間関係の難しさもわかり、いろんな方面で勉強になり、良い経験をさせてもらったと思います。「近所が大事」という気持ちをお互いに持っていたことが支えになりました。
 地権者はもとより、はじめに相談に行った北河内農協、府会議員さん、市役所、都市整備推進センター、施工業者、本当にいろんな人に世話になりました。今は、区画整理をして良かったと思い、ほっとしています。

寺西治雄さまとインタビューアー岩井 珠惠
 

北河内の柔らかな言葉で、言葉を選ぶお話ぶりは、「近所が大事」とおっしゃる理事長のお人柄を感じるインタビューでした。

インタビューアー岩井 珠惠

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