クリア   まちづくり事例紹介
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  密集住宅市街地内の公庫融資について
 
1.公庫融資制度の種類

 戸建て住宅の建設・購入には「マイホーム新築融資」「建売住宅購入融資」、賃貸住宅等の建設については「ファミリー賃貸住宅融資」「中高層ビル融資」「レントハウスローン」等、一般的な分譲マンションについては「マンション購入融資」「優良分譲住宅購入資金融資」、法定再開発事業等によるものには「市街地再開発等融資」、計画的な建替等を行う場合については「都市居住再生融資」等があります。


まちづくり


融資の種類 概要
マイホーム新築融資 自己居住の住宅の新築や建替の時に利用。要件を満たすと土地融資も可。
建売住宅購入資金融資 「公庫利用可」「公庫融資が利用できます」などと公告等に表示された民間会社が販売する一戸建て又は連続建ての新築分譲住宅を購入するときに利用。
優良分譲住宅購入資金 「公庫融資付き」と公告等に表示された民間会社が販売する新築分譲住宅を購入するときに利用。
個人共同住宅建設資金融資 自己居住するための住宅を建設する人たちが建設組合を結成し、共同して事業計画の決定、建物の設計、工事の発注等の業務を行って住宅を取得する方式で作られる場合に利用。
公社分譲住宅購入資金融資 「公庫融資付き」と公告等に表示された地方住宅供給公社や勤労者住宅協会等が建設する住宅を購入する時に利用。
ファミリー賃貸住宅融資 広い敷地を利用して、家族向けの広めの賃貸住宅を建設する場合に利用。
レントハウスローン 小さな敷地を利用して、家族向けの賃貸住宅を建設する場合に利用。三大都市圏が対象エリア。
中高層ビル融資 市街地内に賃貸住宅や併せて店舗・事務所、自宅等を建設する場合に利用。
リ・ユース住宅(一戸建て等)購入融資 一戸建て等の中古住宅を購入する際に利用。一定の要件に該当すれば、新築並みの融資額を受けることも可能。
リフォーム融資 現在住んでいる住宅を増改築、あるいは修繕・模様替えしたい場合に利用。
都市居住再生融資 居住環境の改善が必要な市街地において、一定の要件のもとに住宅、非住宅の建替を行う場合に利用。


2.密集住宅市街地における公庫融資利用物件の事例

 ここでは、寝屋川市において住宅市街地整備総合支援事業として整備の進む拠点的開発地区からの事例を紹介します。
[写真1]は、家主と70年間定期借地による拠点的開発地区第1号の、大阪府住宅供給公社の特定優良賃貸住宅「いらか」で、49戸あり、平成9年に完成しました。
[写真2]は、60年間定期借地によるコーポラティブ住宅「ネイキッド・スクエア」で、37戸あり、平成11年に完成しました。
[写真3]は、大阪府住宅供給公社の特定優良賃貸住宅「萱島南町団地」で83戸あり、平成12年に完成しました。
まちづくり2
[写真1]
まちづくり3
[写真2]
まちづくり4
[写真3]
 
3.都市居住再生融資の活用方法

 公庫では、密集住宅市街地における居住環境の改善を促進するため、住宅及び生活関連施設等の計画的な共同・協調建替等に対する融資として、「都市居住再生融資」を平成12年度に創設しています。(詳しくは「大阪のまちづくり」創刊号(2000年9月発行)を参照してください。)
 これにより、購入者への購入資金を、持家・貸家・非住宅の用途のいずれにも、長期・低利かつ有利な条件で融資することが可能となったが、ここではその「都市居住再生融資」の効果的な活用方法を紹介します。

1.都市居住再生融資(建売住宅型)
 大阪府内等の密集市街地では、近年、老朽木造賃貸住宅から建売住宅への建替が多数行われているが、必ずしも住環境の改善に寄与しているとは言い難いものも見受けられます。
 このため公庫では、地方公共団体と協議して定めた区域内において、密集市街地の防災性能の向上や居住環境の改善を促進するため、建物を耐火構造又は準耐火構造とする等、一定の条件下で老朽化賃貸住宅等を建売住宅に建替を行う場合、都市居住再生融資を適用することとしました。
 なお、詳しくは「大阪のまちづくり」第4号(2002年2月発行)を参照してください。

都市住居


2.高齢者向け返済特例制度
 高齢の方が、従前から住んでいる住宅をマンション建替事業又は共同建替事業(ともに都市居住再生融資の事業要件に該当するもの)により自ら住むために住宅を建設又は当該事業により建設された住宅を購入する場合、融資限度額を1,000万円として返済に関する特例制度が利用可能となっております。
 この制度を利用した場合、毎月の支払いは利息のみとなり、元金は死亡時に相続人が一括返済をするか、あらかじめ担保提供された建物・土地を処分することにより返済することになります。
 なお、この制度の利用に当たっては(財)高齢者住宅財団の保証を利用する等の条件が必要です。


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