|
|||||||||||||||||||
まちづくり事例紹介 復興からコミュニティへ 神戸市住宅局 住環境整備部 地域支援課 |
|||||||||||||||||||
野田北部地区は神戸市長田区の西端に位置し、神戸の中心の三宮からJRで西へ5駅(各停のみ停車)約10分、夏はビーチで有名な須磨海岸の1駅手前のあまり特徴のない下町密集市街地です。昔、野田村がありその北部にあることから野田北の名称がついています。 まちづくり協議会の地区面積は13ha、人口は2,000人弱でありふれた下町地区です。しかし平成7年の震災では壊滅的な被害を受け、地区の東一部は火災で全焼し震災復興の区画整理事業地区に指定されました。残りの地域も全・半壊率が90%を超え地区内居住者は大幅に減りました。
地元の野田北部まちづくり協議会は平成5年1月に設立されました。当初は駅前の違法駐車・駐輪、高齢化問題等が主な問題で、地域活性化のために取り組んでいました。ハードの整備として、地域活動の核である大国公園の整備と、公園周辺のコミュニティ道路の整備を行いましたが、整備完成の1ヶ月後に震災に遭いました。 震災後、まちづくり協議会は被災者の救援活動とまちづくり(復興)の方向づけ、住宅再建等の活動を全国からのボランティア、学識経験者やコンサルタントの協力を得て精力的に行い、その甲斐があり、震災復興としては区画整理、共同化や任意の住宅再建は他地区に比べて非常に早く進みました。また組織としての結束も強くなり現在も市内で一番元気な協議会となっています。 協議会は「まちづくりは(友)だちづくり」を合い言葉に、浅山会長以下数名の役員を中心に活動しています。役員は30、40才代の若いメンバーが多く、自分たちの街のために夏祭りや餅つき等の活動や、週に何度も夜集まって、酒を飲んでまちづくりについて語っています。
コンサルタント、行政と一緒になって取り組んできたが、若い役員が頑張ってくれているので心強い。街もハード面の整備が進み、良くなったのが目でみて分かるようになった。 これからは、新たな人が役員になって頑張ってくれるような協議会にしたい。
|
|||||||||||||||||||
持続的なコミュニティづくり | |||||||||||||||||||
「下町の人情、ふれあい」があふれるこの街にも、まだまだしなければいけないことがあるのでは、と始まった会。今では、子供会の結成、エコタウン、お年寄りについてなど様々な話題が話し合われ、さらなるコミュニティづくりを目指しています。 野田北部の記憶 震災からの3年間の住民とまちづくり協議会の活動の記憶。住民、協議会、コンサルタント、行政の全員参加でまとめ自費出版した貴重な記録本。 定価2,000円 申し込み先:野田北部まちづくり協議会 TEL 078−735−9388(午前中のみ)
協議会の役員は自分の街に対する愛情と、会長の人柄に惹かれて活動しています。 これからはコミュニティづくり、私達はふるさとづくりと言っていますが、に頑張って行きたいと思っています。 |
|||||||||||||||||||
| index| 特 集| まちづくり人| 事 例 | 夢をかたちにまちづくり| 情報BOX| | 都市のアメニティー| みんなの広場| 賛助会員| パーキング| 魅力ある施設| |